地下鉄(メトロ)に乗って
浅田次郎の作品を読むのもこれが初めて。競馬関連のエッセイなら多数読んだことがあるのだが、この人の文章には本人の性格がにじみ出ている。
この作品はある意味でSFなのだが、それが非常に新鮮かつ現実味を持たせた形で情熱的に書かれているように思う。映画化もされ話題になっているようだが是非映画も見てみたい。浅田作品はこれからもっともっと読んでみたい、とそう思わせるような内容だった。しみじみとした感動が湧き上がってくるような傑作だと思う。(特に最後の急展開)
- 作者: 浅田次郎
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1999/12/01
- メディア: 文庫
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