一口馬主電気羊は東京優駿の夢を見る

弾丸海外旅行について書くつもりでしたが、COVID19の影響でいつ行けるかわからず。そんな環境下で一口馬主にのめりこみ、血統研究もあわせておもったことを綴るブログです。友駿歴は2012年から9年、ノルマンディー2年、広尾YGG1年組、DMM・広尾・ウインにも入りました。でも一番応援しているのは岡田牧雄さんのノルマンディー。

ノルマンディー2次募集馬 ゴールデンレコードの19評価

2021年1月6日から2019年産、2021年度デビュー組の2歳馬募集が始まりました。
気になる馬も何頭かいて悩むところ。

一番気になる馬、ゴールデンレコードの19

1次募集ではペブルガーデンの19とエイシンカラットの19に出資したので、ここは我慢したいところですが、個人的な評価を書いてみたいと思います。
まず、一番気になるゴールデンレコードの19(父ジョーカプチーノ)。

他の方も同様だと思いますが、なぜこの馬が気になるか、それはクラブが一番推薦している馬だから、ですね。
ジョーカプチーノ産駒なのに、募集価格が1,920万円と一番高い!

一次募集馬を含めても、全頭の中でも4番目に高額。他の3頭はエピファネイア産駒が2頭、ドゥラメンテ産駒が1頭だから、この馬の評価の高さがわかりますね。
セリでの落札価格は1012万円ですから、900万円以上の上乗せ。セリは2020年10月12日の北海道オータムセールです。

血統評価

ジョーカプチーノ産駒は意外と好成績で、活躍馬は獲得賞金順に、ジョーアラビカ、ジョーストリクトリ、ジョーマンデリン。
そう、ジョーカプチーノのオーナーでもある、上田けい子さんの馬です。上田オーナーお気に入りの配合構成で生産した馬。

つまり、これまではほとんど注目されてなかった種牡馬です。上田オーナーだからこそ、敢えて種付けした結果。
でもこの3頭は獲得賞金7000万円超え。ま、ジョーストリクトリとジョーマンデリンは兄弟ですが。

ジョーカプチーノ産駒、芝ダートともにマイルでの成績が優秀。勝率が16%前後ですから、繁殖牝馬の質を考えると相当優秀では?

で、ゴールデンレコードの19はこのうちのジョーアラビカと似た配合と言えます。
血統表を比較してみましょう。

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ゴールデンレコードの19血統構成
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ジョーアラビカの血統構成

類似点はサンデーサイレンス3x3という濃いめのクロスが入っていて、母父がノーザンダンサー系である点くらい、ですが、他にサンプルが無いので悪しからず。ゴールデンレコードは米国牝系、祖母のギャビーズゴールデンギャルは米国でGIを2勝した良血です。

母のゴールデンレコードは6戦して勝鞍なしですが、3月デビューの遅咲きの馬。初戦の未勝利ではダート1200Mで上がり最速を記録しています。結局勝ち上がれず引退ですが、オーナーが吉田照哉氏、早々と繁殖入りさせたかったのでしょう。

比較対象のジョーアラビカの方は、母系が在来牝系なので、ゴールデンレコードとはぜんぜん違いますが、ジョーアラビカよりもゴールデンレコードの19のほうが米国寄りのスピードが強化された印象です。母父がダンスインザダークからハーツクライになっている点もスピード的にはプラス要素。

つまり、ジョーアラビカをよりスピード型にした血統と言えるのではないでしょうか。

清水厩舎に入厩予定

清水厩舎といえばキタサンブラックで有名ですが、前述のジョーカプチーノ産駒3頭もすべて清水厩舎です。
ジョーカプチーノ産駒を知り尽くした厩舎と言えるでしょう。

厳しめ(で有名な)清水厩舎の調教に応えられれば、この馬も相当な成績が見込めるのではないでしょうか?

もう、サンデー系種牡馬の産駒には出資しないと思っていたのですが、この記事を書いていたらだんだん気になってきました。
今週いっぱい募集しているので、もう少し検討してみたいと思います。

2次募集馬では一番気になるなぁ。