一口馬主電気羊は東京優駿の夢を見る

弾丸海外旅行について書くつもりでしたが、COVID19の影響でいつ行けるかわからず。そんな環境下で一口馬主にのめりこみ、血統研究もあわせておもったことを綴るブログです。友駿歴は2012年から9年、ノルマンディー2年、広尾YGG1年組、DMM・広尾・ウインにも入りました。でも一番応援しているのは岡田牧雄さんのノルマンディー。

たまにはシットリ、ジャズの話。そんな雨の夜。

音楽の話。

僕は、ちょっとしたジャズフリークだ。

といっても昔はCDで、今はiPhoneで通勤時間に聴く程度。なぜこの日記を書いたか、というと、最近の帰り道は駅からの暗い道を、雨の中、時には星を見ながら歩くことが多く、そんな時にはジャズを聴く。それが理由。

最初に買ったジャズのCDはGuitar Magazineに掲載されていたWes Montgomeryウェス・モンゴメリー)のアルバム。

Smokin at the Half Note

Smokin at the Half Note


このギタリストが凄そうだということで買ったCD、「Smokin' at the half note」というアルバムで、Wynton Kellyウィントン・ケリー)というギタリストとのダブルネームのアルバムなのだが、完全にギターアルバムだった。

Guitar Magazineのアルバムレビューには「このレコードを聴いてギターを始めた人も多いだろうが、ギターを辞めた人も多いだろう」というぐらい印象的なウェス・モンゴメリーのギターテクニック。確かに脱帽です。

その後、有名どころを漁るようになり、まずはマイルス・デイヴィス。これにはちょっと馴染めなかった。今もそれほど好きなアーティストではない。

マイルスのようなトランペッターよりは、僕は断然ピアニストが好きで、今も聴くのはピアノ中心のアルバム。ビル・エヴァンスも、キース・ジャレットも、ミシェルペトルチアーニも大好きだ。

そんな中で一番好きなピアニストといえば、断然ケニー・バロンを挙げる。ケニー・バロンはサイドマン、つまり脇役として有名なピアニストなのだが、誰の脇役だったかというとスタン・ゲッツというサックス奏者である。本当に好きなのは実はスタン・ゲッツの方かもしれない。

この二人が登場するアルバムは凄く叙情的で、優しくて、しなやかで、クールだ。多分、多くの現代の日本人がジャズっぽさに求めるものが凝縮されている。雰囲気が良い。暗い場所で一人でお酒を楽しく飲みながら聴くには最高のツマミだ。

でも、スタン・ゲッツが有名なのはこのケニー・バロンとの共演ではなく、ジョアン・ジルベルトとの競演、つまりボサノヴァの世界というのが一般的。

Getz/Gilberto

Getz/Gilberto


とはいえ、僕にとってのスタン・ゲッツは、晩年の、そしてケニー・バロンとの競演の作品。

おすすめのCDはといえば、「Voyage」というスタジオアルバム。ジャズをふだん聴いている人でも知らないアルバムだと思うし、スタン・ゲッツのファンでも持っていないかもしれない、そんなちょっとマイナーな作品ではあるが今ではamazonで簡単に手に入るし、誰もが好きになるアルバムだと太鼓判を押したい。無人島にも、棺桶にも持って行きたいこの1枚、アルバムタイトルもそんなときにふさわしい、それが私にとっての「Voyage」である。

Voyage

Voyage


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