同行間手数料
http://slashdot.jp/it/09/09/29/0131247.shtml
そもそも同行間手数料というものは、銀行内のトランザクション1件につき手数料を聴取するという、理解不能なものだ。なぜ理解不能か、というとそこにかかるコストはシステムの運用費ほぼわずかな金額だけ、だからである。人手を使って振込をするのとは違い、内部システムのトランザクション単位で手数料を取るというのは、手数料という名にふさわしくなく、ほぼ口座管理料というショバ代に近いものだ、と思う。
イーバンクこと楽天銀行は、経営悪化のためこのような策に出ざるを得ないようだが、顧客離れを招くことは必死だし、他行宛とは違って、他行がほとんど取らない手数料を取り始めるという暴挙なので、顧客の信頼感どころか理解を得るのにも相当苦しむのではないだろうか?
残念ながら、口座数の伸び(開設件数の累計で、解約件数は非公表なため、これもインチキだが)も大幅に鈍化しているようだ。
とはいえ、ジャパンネット銀行はもともと同行間手数料を徴収していたので、彼らが競合とみなす先と同じレベルにサービスを劣後させた、と見ることもできる。ただし、ソニー銀行や住信SBIネット銀行は同行間は当然無料だし、住信SBIネット銀行にいたっては他行宛も月3回まで無料である。
3年後にはこのネット銀行の勢力地図も大きく入れ替わっているのではないだろうか?