一口馬主電気羊は東京優駿の夢を見る

弾丸海外旅行について書くつもりでしたが、COVID19の影響でいつ行けるかわからず。そんな環境下で一口馬主にのめりこみ、血統研究もあわせておもったことを綴るブログです。友駿歴は2012年から9年、ノルマンディー2年、広尾YGG1年組、DMM・広尾・ウインにも入りました。でも一番応援しているのは岡田牧雄さんのノルマンディー。

情熱大陸「不肖宮嶋」+松坂大輔

今日は11時半に帰宅し、一人さびしく食事をしながら先週の情熱大陸「カメラマン不肖・宮嶋」を見る。詳細は情熱大陸のページに譲るとして、この男の生き方がまたかっこよい。自分を「かっこよく見せる」かっこ悪さを心得ている。そりゃ、情熱大陸に出るくらいの人物だから魅力的でないわけではないのだが、この男、フライデーの専属カメラマンから、今や戦場が無いと食っていけないくらい真摯な写真を戦場でとり、有名になった作品、つまり生涯の代表作が、(多くの人が記憶に残っているであろう)故郷の阪神淡路大震災の被災地の海に浮かぶような1台のピアノの写真である。オウムを憎み続け、それらをありがたく追う大手マスコミの滑稽さを面白おかしく撮る、その皮肉っぽいがユーモラス(リアリティとしての)な側面を自分の本性といって憚らない、そういう魅力だ(伝えるのが難しいが)。またこの番組のBGMが妙に合っていた。(コルトレーンの「至上の愛」)
情熱大陸の宮嶋さんの回はこちら

至上の愛

至上の愛


一方で松坂大輔西武ライオンズファンを25年もやっているだけに当然、清原も松坂も入団当初から無視できない存在で、人生の多くを奴らのプレーを気にしながら生きてきた(つもりだ)。ダイスケがメジャーに移籍するということは理解できても、その実感は沸かなかったが、行って当然で、自分の息子のようにそれは誇りに思うファンの「親心」を僕も持っている。しかし、今朝、通勤電車の中で、定期購読しているNumberを読みながらふと思った。それは、ファンであるはずの松坂のデビューの状況をよく観ていなかった、ということだ。自分を客観的に見ると、そういうことに気づいたのだ。

甲子園のノーヒットノーランも、片岡を三振に仕留めた<日本>プロ野球のデビュー戦もリアルタイムで追っていたのだが、前々回のメジャーデビューの試合は残念ながら観なかった。観れなかったのではなく、観なかったのである。関心が薄れていたのだろう。いわば、自分の息子の成長に関心をかけていなかった親の気持ちになったのだ、今朝Numberでアイツの活躍を目にすることによって、だ。

そういうわけで18日の朝8時プレーオフブルージェイズ戦、リアルタイムでみることはできないが(サラリーマンの宿命)、これからは、すくなくとも今年は全試合記録し、記憶することにしたい。僕にとっては、そんな感じの、いわば息子同然のような存在なのである、大輔は。