日本ダービー
正確には東京優駿というこのレース。今回が77回目ということで、歴史的にも幾度の名勝負が繰り広げられてきた伝統のレースである。
ダービーは比較的得意なレースで、キングカメハメハ、ディープインパクト、メイショウサムソンの勝ったダービーでは3連単まで取っていると思うが、ウオッカが勝ったあたりから投資額が大きくなるにつれて馬券の方は空振りが続く。
で、今年の本命は悩んだ。(ま、馬券買うときはいつも悩むのだが。)
まずは皐月賞で本命にしたヒルノダムール。この馬の強さは認めるが、血統的なスケール感にやや欠ける。マンハッタンカフェ×ニジンスキー系となるとレッドディザイアやアドマイヤオーラなんかとも共通するのだが、母父ラムタラがなんとなく物足りなさの根源なのかもしれない。これは、抑えまで。
あとはヴィクトワールピサ。アサクサデンエンやスウィフトカレントの弟で、父はネオユニヴァース。昨年勝った馬が同じくネオユニ産駒のロジユニヴァースだから、それと比べると差はないのだが、近年最高レベルというダービーの勝ち馬にはこれまたふさわしくない。物足りなさが残る。
で、残るペルーサを対抗にする。ゼンノロブロイのクラシック適性も良いし、魅力的なのは母系のアルゼンチン血統。スケールを感じさせる。青葉賞の勝ち方も良かった。不安材料は重馬場になったときと、青葉賞の勝ち馬がダービー馬に慣れない点。
最終的にほ本命を勝った馬、エイシンフラッシュにしたのだが、理由は皐月賞。この馬のせいで3連複も3連単も取れなかったのだが、休み明けで皐月賞三着が信じられなかったし、血統的にも重すぎてクラシックでは不要と思っていたのに三着である。これはひょっとしたら、そうとう強いのでは、と思った点。雨予報も味方するはずだし、サンデーの入っていないヨーロッパ血統という意味ではフサイチコンコルドやテイエムオペラオー、メイショウサムソンに共通するものがある。
以上が選んだ理由。結果として、単勝、複勝、馬連、3連復、3連単を取れたのだが、ローズキングダムを選べた理由はほとんど血統だけ。ローズの父キングカメハメハは本命馬の父キングズベストと同じキングマンボの子供だから。このあたりが血統馬券のすばらしいところである。
競馬好きで血統を軽視している人がいたら是非、水上学氏や田端到氏の著作をお勧めします。水上さんのシュボババ理論は単純でいながら最高の戦略だと今でも思う。
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