一口馬主電気羊は東京優駿の夢を見る

弾丸海外旅行について書くつもりでしたが、COVID19の影響でいつ行けるかわからず。そんな環境下で一口馬主にのめりこみ、血統研究もあわせておもったことを綴るブログです。友駿歴は2012年から9年、ノルマンディー2年、広尾YGG1年組、DMM・広尾・ウインにも入りました。でも一番応援しているのは岡田牧雄さんのノルマンディー。

フルールボーテ 育成記録アーカイブ

2020年 1歳時の育成記録

10月14日 武田ステーブルで育成中です。場長は「8月上旬にこちらの本場に入場しました。まずは環境に慣らしましたが、大人しいので特に手のかかるところはありませんでした。8月中には馴致も終了し、先月から屋外のダートコースで1500mを軽く乗り込んで感触を見ましたが、まだ稽古に慣れていないこともありフットワークは小さく、ちょこちょこと走っている感じでした。その後、馴致から乗り運動に進めたところ体が細くなり体重が落ちたので、一息入れました。今月に入ってから屋内の馬場で1500mをゆっくりと乗っていますが、馬体に成長の余地を残していることからしばらくはこちらで稽古を進めていきたいと思います」と話しています。馬体重は433キロです。

11月11日  武田ステーブルで育成中です。場長は「本場のダートコースで乗り込んでいましたが、ここにきて体高が伸び一回り大きくなったように感じます。そのため先月下旬からBTCの厩舎に入れて屋内の600mのダートトラックで乗り込んでいます。今後騎乗に慣れてきたところで坂路コースか屋外の直線ダートコースに入れて調教を進める予定です。本場で見られたちょこちょことした走りも大きい馬場でゆったりと走ることでスライドが変わってくればと思います。来月には屋外の馬場が使えなくなりますので、坂路中心のメニューとなりますが、疲れなどが出なければハロン20秒くらいのところまで進められればと考えています」と話しています。馬体重は441キロです。

12月9日 場長は「先月はBTCの600mのダートトラックで2400mを消化し、坂路では22~23秒のキャンターで登坂しました。馬場が広くなったことでのびのびと走ることができ、可動域が広いフォームになっています。しかし調教量が増えてきたせいで飼い葉食いが細くなってきたので、一旦本場に戻して調整しています。本場では300mの馬場をハッキングキャンターで乗りながら体力と馬体の成長を促しています。年内は本場で稽古を行い、年明けから状態を見て再度BTCの馬房に移して調教を進めたいと考えています。西園調教師も馬体確認を行なわれていますが、馬の状態を見ながら進めるようにとの指示を受けています」と話しています。馬体重は443キロです。

2021年 2歳時の育成記録

1月14日 場長は「飼い葉食いが細くなってきたことから本場に戻して調教を進めています。300mの馬場で3000mをじっくりと乗り込んだところ、飼い葉食いが戻り体重が増え、精神的にも落ち着いてきました。とてもいいリフレッシュになっているかと思います。今後は様子を見てBTCの施設を利用したいと考えていますが、まだひ弱な面があるので、しばらくは馬運車で通って稽古を行いたいと考えています。馬運車で移動することで狭いところに慣れてくれば、ゲートも同じように狭い空間なので、いい訓練になるかと思います。今のところ問題なく調教メニューをこなしています」と話しています。馬体重は450キロです。

2月10日 場長は「引き続き本場のトラックで3000mの距離をハッキングキャンターで乗り込んでいます。状態は特に変わりなく、飼い葉はゆっくりですが完食しています。BTCには来週くらいから馬運車で運んで調教を行う予定です。本場ではトラックが大きくありませんので、強めの稽古はできず体力の強化を重点に行っています。まずはこちらで内面の成長を促し、BTCではしっかりと走れるように仕上げていきたいと考えています。気性面は特に問題ありませんが、幼いところが残っているのか他馬が馬房の近くを通ったりすると蹴ったりしてイライラするところを見せています」と話しています。馬体重は450キロです。

3月11日 「先月中旬から馬運車を使ってBTCに通い、600mのダートトラックと坂路を併用して調教を進めてきました。ペースはハロン20秒を切るくらいで乗り込んできましたが、動きなどは問題ありません。月末に熱発したため大事を取ってウォーキングマシンに入れて体調を整えましたが、一過性のもののようですぐに治まりました。馬運車にも慣れてきたようですので、今後はBTCに滞在して稽古を行うことも検討しています。一時飼い葉食いが落ちていましたが、現在は問題ありません。母のフルールもこちらで調教を行っていましたが、この仔も母に似てトモの張りとボリュームがあり、いいところがありそうです」と話しています。馬体重は455キロです。

4月8日 「先月からBTCの厩舎に入れて調教を進めています。メニューは600mのダートトラックと坂路コースを週2~3回入れて登坂しており、ペースはハロン17~16秒で進めています。今後は屋外の1600mと1200mのダートコース及び坂路コースを中心に稽古を行いたいと考えています。動きについてはもう少し前向きさが欲しいところですが、これからピッチが上がってくれば変わってくると思います。馬体は先月と体重は変わっていませんが、お母さんも秋ごろから成長してきていますので、これからの変わり身に期待したいと思います」と話しています。馬体重は454キロです。

4月22日 西園師は「牧場で馬体確認を行いました。調教はBTCのダートトラックと坂路を併用して乗り込まれていましたが、まだ良化途上といった感じです。馬体は以前より成長していますが幼さが残っており、もう少し時間をかけたほうが良さそうです。母のフルールも秋ごろから良くなってきたので、今夏は成長に充て、心身共にしっかりとさせたいと思います。期待している初子ですので、いい状態にしてからトレセンに入れてデビューさせたいと考えています」と話しています。馬体重は454キロです。

5月13日 「BTCの坂路をメインに調教を進めています。ペースはハロン16~15秒で登坂しています。今後は様子を見て直線のダートコースを併用しながら体力の強化を図っていきたいと思います。動きについては以前より首を使い伸び伸びとしたフォームで走れるようになってきました。前は詰まったような動きをしていましたが、ここにきてフォームが良くなってきた印象です。馬体も体重はそれほど変わっていませんが、少しずつ成長しているように感じます。調教師もこの夏を越せば良くなってくると言われていましたので楽しみにしています」と話しています。馬体重は452キロです。

5月20日 場長は「BTCの坂路中心にフォームを作りながら調教を進めています。だいぶフォームがまとまってきましたので、近々直線のダートコースを併用しながら乗り込んでいきたいと思います。調教師からもまだ全体的に幼いところがあるので今夏は成長に重点を置いて調教を進めて欲しいと言われていますので、状態を確認しながら稽古を行っていきます。馬体はトモの感じは良くなってきましたが、まだ全体的にメリハリが付いておらず、前駆にもっと筋肉が付いてくれば良くなってくると思います。今後の成長に期待します」と話しています。馬体重は452キロです。

5月27日 西園師は「BTCの坂路中心に調教を行っていますが、動きがまとまってきたようです。ただまだ馬体に成長の余地があり、これから良くなってくると思います。体は幼さが残っていますが、脚元を含め気になるところはありませんので、このまま順調に成長して欲しいと思います。母のフルールは大きく成長したあとは輸送で体重が落ちることはなくしっかりとしていました。そのあたりが上手く遺伝してくれるといいと思います。今夏は心身ともに大人に成長してくれることを期待しています」と話しています。馬体重は455キロです。

6月3日 場長は「ここ最近は直線のダート1600mのコースで調教を進めています。ペースはハロン16秒を4~5F乗り込んでいます。特に大きな変わり身はありませんが、息の入りは良くなり調教後の上り運動でもケロッとしています。ただ気持ちがまだ入っていないところがありますので、今後は坂路を再開してペースを上げ、気持ちを入れていきたいと考えています。入厩はまだ秋以降となりますので、それまでに心身ともに充実を図っていければと思います」と話しています。馬体重は455キロです。

6月10日 場長は「引き続き直線のダートコースでハロン16秒のペースで4F~5Fを乗り込みながら息の入りの強化を図っています。まだ気持ちの面で幼さを残していますので、しっかりと稽古を行って気合を付けていきたいと思います。調教師が今週馬体確認に来られましたが、前に見た時より良くなっていますがまだまだ良化の余地を残しているので、乗っていって欲しいと言われていました。この夏を越せば心身ともに良くなると思いますので、怪我などに注意して進めていきます」と話しています。馬体重は455キロです。

6月17日 場長は「先週と同様に直線1600mのダートコースでハロン16秒のキャンターを乗り込んでいます。動きなどは特に問題ありませんが、心身共に良化の余地を残していますので、まずは基本的なことをしっかりと行って、成長を促しつつ秋の入厩に備えたいと思います。母も同じようなタイプでしたので、今後ガラッと変わってくることも考えられますので、状態を見ながら調教を行っていければと思います。まだ速いところは行っていませんが、気持ちが入って体が出来てくれば自然とペースが上がってくると思います」と話しています。馬体重は455キロです。

6月24日 場長は「来月から1ヵ月程度坂路が改修工事に入ると聞きましたので、先週から坂路中心に調教を進めています。ペースも3F16-15-14のペースで登坂していますが動きは問題ありません。特に状態は変わりありませんが、だいぶしっかりとしてきた印象です。来月からは600mのダートトラックと直線のダートコースを併用しながら調教を進め、たまに環境を変えて芝のコースも併用しながら稽古を行いたいと考えています。今のところ馬体などには異常ありませんので、引き続き成長を促しながら進めていきたいと思います」と話しています。馬体重は453キロです。

7月1日 場長は「昨日まで坂路で調教を進めていましたが、改修工事に入りましたので本日からダートコース中心に調教を行っています。また直線の芝コースも併用しながら乗り込んでいきたいと思います。馬体は体重こそそれほど変わっていませんが、中身は付いてしっかりとしてきた感じですので、今後どこかで母のように成長が見られるかもしれません。それまでは体力の強化を図りながら成長を待ちたいと思います。調教師も問題なくきているので心配ないと言われています」と話しています。馬体重は453キロです。

7月8日 武田ステーブルで育成中です。 場長は「先週から坂路が改修工事で利用できないので、600mのダートトラックと直線のダートコースを併用しながら調教を進めています。600mのダートコースでは2000mを普通キャンターで乗り込み、直線のダートコースで4F15-15のペースで進めています。これから様子を見て速いところを徐々に延ばしていきたいと思います。しばらくは体力強化を図りながら心肺機能を高めていきます。動きもしっかりとしており、気持ちも入ってきましたので、引き続き成長を促しながら調教を行っていきます」と話しています。馬体重は453キロです。

7月15日 武田ステーブルで育成中です。場長は「引き続き600mのダートトラックと直線のダートコースで調教を進めています。ペースは直線のダートコースで4F15-15を乗り込んでいます。馬体はここにきて成長が見られ、垢ぬけてきたように感じます。来週には馬体重を測る予定ですが、増えていてほしいところです。ただ速いところを行っていますので、見た目以上に体が大きくなるのはもう少し先になるかと思います。今のところ脚元など異常はありませんので、秋の入厩に向けて調教を行っていきたいと思います」と話しています。馬体重は453キロです。

2021年 2歳時の育成記録(骨折判明後)

7月22日 昨日の調教で右前に破行が見られ、レントゲン検査をしたところ、右膝に軽度の骨折が判明し骨片が確認出来ました。獣医は関節部なので今後影響する事が考えられます。そのため骨片の摘出手術をしたほうが良いとのことでした。調教師にも連絡を取り協議した結果、早めに対処することになり来週の月曜日に三石の診療所で全身麻酔による、内視鏡手術を行うこととなりました。完治まで3ケ月の予定です。このようなこととなり、所有会員の皆様には大変ご心配をおかけし申し訳ありません。調教再開までしばらくお待ち下さい。

7月27日 昨日、無事骨片摘出手術が終了しました。場長は「小さな骨片でしたが、飛んでいた部位が膝で骨膜が出やすいところでした。また軟骨も傷んでいたようです。獣医から1ヵ月から1ヵ月半は舎飼いして様子を見るように指示を受けました。その後レントゲンを撮って問題がなければ放牧して少しずつ動かしていくようになるかと思います。また獣医から場所的に無理をしないように言われましたので当初3ヵ月という診断でしたが少し延びるかもしれません。今後は骨の強化を図るサプリメントを与えながらレーザー治療など併用していく予定です。調教師にも状況を報告していますが、何か変化があるようなら連絡を頂きたいとのことです」と話しています。

7月29日 武田ステーブルの本場で療養中です。西園師は「先週牧場から調教中に跛行し、検査の結果右膝に骨片が飛んでおり、獣医と相談したところ早めに手術をしたほうがいいと連絡がありました。幸い小さな骨片で無事摘出することができたので安心しています。ただ膝ですのでしっかり治さないと後々骨膜などが出てくることが考えられますので、無理をしないほうがいいと思います。フルールの初仔で期待していますので、今後は状態を確認しながら進め、完治してから調教を再開して入厩に備えたいと思います。会員の皆さまには心配をおかけしますがしばらくお待ちください」とコメントしています。

8月5日 武田ステーブルの本場で療養中です。場長は「舎飼いして経過を見守っていますが、術後の感染症なども見られず順調です。まだ患部に腫れは残っていますが、熱感もないので徐々に落ち着いてくると思います。このまま問題なく回復してくれればあと1ヵ月半後くらいにレントゲンを撮って骨折箇所の状態を確認したいと思います。秋の入厩を目指していましたが、骨折のアクシデントがありましたので年明け以降の移動になりそうです。それまで馬体の成長を促しながら進めていければと思います」と話しています。

8月12日 武田ステーブルの本場で療養中です。場長は「引き続き舎飼いして脚元の良化を図っています。術後は患部の腫れが見られましたが、だいぶ引いてきて目立たなくなりました。また骨の回復を早めるサプリメントも与えて早期の調教再開に備えています。ただ膝関節部なので無理はできませんので、獣医によく診てもらいながら調整したいと考えています。まだ若い馬ですので良くなるのも早いと思います。何とか年内にはある程度動かせるようにしたいところです」と話しています。馬体重は460キロです。

8月19日 武田ステーブルの本場で療養中です。西園師は「来週で術後から約1ヵ月になりますが経過は良いようです。手術した部位の腫れも次第に引いてきているようですので、このまま順調に良化してもらいたいところです。ただ膝の関節部ですのでレントゲンを撮って患部の状態を確認しながら慎重に進めていきたいと思います。骨折のアクシデントがなければ秋には入厩を検討したいと思っていましたが、年明け以降になりそうですので、それまで馬体の成長を促していきたいと思います」と話しています。馬体重は460キロです。

8月26日 武田ステーブルの本場で療養中です。場長は「引き続き舎飼いして骨折の良化を図っています。患部の状態も落ち着いていますので経過は良いと思います。来月の中旬頃にレントゲンを撮って骨膜などが出ていないか確認する予定です。おそらく良化が窺えるかと思いますが、診断では3ヵ月となっていますので、10月一杯は舎飼いとなります。獣医も話していましたが関節部なので立ち上げは慎重に行ったほうが良いかと思います。その辺りは獣医によく診てもらいながら進めていきたいと考えています」と話しています。馬体重は460キロです。

9月2日 武田ステーブルの本場で療養中です。場長は「舎飼いして脚元の良化を図っています。予定より早くなりましたが今週レントゲンを撮って患部の状態を確認しました。骨膜も今のところ出ておらず経過は良いようです。まだしばらくは馬房内で良化を図るようになりますが、運動再開に備えて膝を曲げるなどリハビリを取り入れていきたいと考えています。今後検査をして状態が良いようなら厩舎周りの引き運動も早めに出来るようになるかもしれません」と話しています。馬体重は460キロです。

9月9日 武田ステーブルの本場で療養中です。場長は「引き続き馬房内でリハビリを行いながら運動再開に備えています。今後の予定としては2ヵ月ほど舎飼いして様子を見たいと思いますので、今月一杯は馬房内で良化を図ります。その後レントゲンを撮って問題がなければ来月から引き運動を行っていきたいと思います。獣医から骨膜が出やすいので慎重に進めるように指示を受けていますので、定期的に検査をしたいと思います。経過は良さそうですので11月には騎乗調教が再開できるかと思います」と話しています。馬体重は473キロです。

9月16日 武田ステーブルの本場で療養中です。西園師は「骨折の良化を図るため舎飼いして様子を見ていますが、レントゲン検査で良化が確認できて良かったです。今月一杯は馬房内でリハビリをしながら運動再開に備えるようになると聞いています。その後の検査で異常がなければ来月から屋外に出して運動できるようになりそうです。ただ運動を始めると膝を使いますので骨膜が出ないように気を付けたいところです。入念に引き運動をしてからウォーキングマシンに入れるようになるかと思います。年内にはある程度普通のところを乗れるまで順調にいって欲しいと思います」と話しています。馬体重は473キロです。

9月30日 武田ステーブルの本場で療養中です。場長は「引き続き舎飼いして脚元の良化を図っています。馬房内でリハビリを行いながら脚元をチェックしていますが、変化は見られませんので経過は良好で問題はなさそうです。週末か週明けに再度レントゲンを撮って患部の状態を確認し、骨膜などが出ていなければ引き運動に入りたいと思います。今後騎乗するまで引き運動とウォーキングマシンで体を動かしていきますが、骨膜などが出ないようにケアしながら進めていきます」と話しています。馬体重は473キロです。

10月7日 武田ステーブルの本場で療養中です。場長は「獣医と相談し、今週から引き運動を15分程度行っています。最初にレントゲンを撮ってから運動再開と思っていましたが、ある程度動かしてから患部の状態を確認したほうがよいとのことで、1週間程度動かしてからレントゲンを撮る予定です。運動後は熱も腫れも見られませんので膝の状態は落ち着いていると思います。レントゲンで良化が確認できれば2~3週間程度ウォーキングマシンに入れて調教再開に備えたいと考えています。今後も順調にいってもらいたいと思います」と話しています。馬体重は478キロです。

10月14日 武田ステーブルの本場で調整中です。場長は「先週から引き運動で脚元の様子を見ていますが、歩様などは異常ありません。脚元も特に変わりありませんが、レントゲン検査をして患部の状態を確認しました。その結果、骨片を取った膝は骨膜が出ている様子はありませんでした。獣医はこの状態ならウォーキングマシンに入れても問題ないとのことでしたので、今週から10日間ほどマシンで調整したいと考えています。その後異常がなければ騎乗調教を再開する予定です。関節部ですので日ごろのチェックを十分に行い脚元の状態を確認しながら進めていきたいと思います」と話しています。馬体重は478キロです。

10月21日 BTC内の武田ステーブルで調整しています。場長は「先週からウォーキングマシンに入れて運動を行っていますが、脚元は異常ありませんので週末か週明けから騎乗調教に入りたいと思います。まずは並足とダクで様子を見ますが、途中で少しでも異常が出るようなら騎乗を中止して獣医に診てもらいます。しばらくは厩舎横の円馬場で乗っていく予定ですが、問題がなければBTCの施設を利用して調教を行いたいと考えています。ここまで順調にきていますので年内には普通のところまで乗られるようになるかもしれません」と話しています。馬体重は478キロです。

10月28日 BTC内の武田ステーブルで調整しています。場長は「先週末から厩舎横の円馬場で並足20分、ダクで手前を替えながら10分ずつ乗って様子を見ています。調教後も脚元に熱や腫れは見られず特に変わりありません。今週一杯は円馬場で関節の可動域をチェックしながら調教を行い、来週からBTCのウッドコースでハッキングキャンターを乗っていきたいと考えています。来月一杯は慣らし運転となりそうですが、定期的に獣医に膝の状態を診てもらいながら進めていきたいと思います。今のところ状態は良いようですが、引き続き慎重に調整します」と話しています。馬体重は484キロです。

11月4日 BTC内の武田ステーブルで調整しています。西園師は「先月牧場で馬体確認を行いました。まだ騎乗する前でしたが脚元と歩様をチェックしたところ問題ありませんでした。その後脚元の状態を見ながら騎乗を再開していますが、反動はなく落ち着いているようです。しばらく軽いところを行って異常がなければ徐々にペースを上げていくようになるかと思います。また牧場から連絡があり、BTCの直線1000mのウッドコースに入れてハッキングキャンターを乗り込んでいるとのことで順調のようです。これから北海道も寒くなり12月には馬道などが凍ることが考えられます。そこで脚元等を怪我させてもいけないので、その前にトレセン近郊の牧場へ移したいと考えています。その後ある程度乗り込んで状態が良くなったら入厩させたいと思います」と話しています。馬体重は484キロです。

11月11日 BTC内の武田ステーブルで調整しています。場長は「直線1000mのウッドコースに入れてハッキングキャンターを乗り込んでいましたが、脚元も異常ないので今週から坂路に入れて軽いハッキングで登坂しています。ペースはハロン27秒程度となっており、調教後に膝の状態を確認しましたが問題ありませんでした。もうしばらく直線のウッドとコーナーの緩やかな坂路で様子を見たいと考えています。その後脚腰が慣れてきましたらコーナーのあるトラックも併用して調教を進めていきたいと思います。来月にはトレセン近郊の牧場に移るかもしれませんので、それまで慎重に進めたいと思います」と話しています。馬体重は484キロです。

11月18日 BTC内の武田ステーブルで調整しています。場長は「坂路コースをメインに調教を行っていますが、脚元に異常がないことからダートコースに入れています。2400mを普通キャンターで様子を見ていますが問題ありません。坂路でのペースはハロン25~23秒のスローキャンターとなっています。ここまでBTCで進めてきましたが脚元は落ち着いていますので、調教師と協議してトレセン近郊の牧場へ移動することになりました。時期については馬運車の手配が付き次第移動するようになるかと思います」と話しています。馬体重は484キロです。

2021年-22年 チャンピオンヒルズ入厩後(1ヶ月分アーカイブ忘れて残っていません。)

12月23日  チャンピオンヒルズで調整しています。西園師は「先週牧場で馬体確認を行い、骨折した右前膝から球節の状態をレントゲンで確認しました。その結果両前球節と右膝は関節液が増えモヤモヤしているようです。しかし歩様に違和感はなく、現在は関節液もそれ以上増えていないようですので、ケアをしながら進めていくことになりました。今後は関節液が多くならないように予防する注射と定期的なレントゲンで状態を確認していきます。脚元に弱い面がありますので慎重に進めるようにお願いしてきました。入厩については焦らずにしっかりと乗り込んでから検討したいと思います」と話しています。馬体重は466キロです。

1月5日 チャンピオンヒルズで調整しています。厩舎長は「脚元の状態を見ながら調教を進めていますが、骨折した部位に浮腫みは見られるものの関節液などは増えていませんのでペースを上げています。現在はウッドの坂路中心ですが、ペースはハロン18秒で入って終い2ハロンを15-15で登坂しています。調教後も脚元などに熱を持つことはありませんが、念のため冷水でアイシングを行い、冷却粘土を塗ってケアしています。また普通キャンターではフェルトダートの坂路も併用しながら乗り込んでいます。今後は獣医に脚元の状態を診てもらいながら進め、必要ならショックウエーブなども行いたいと思います」と話しています。馬体重は477キロです。

1月13日 チャンピオンヒルズで調整しています。厩舎長は「引き続き脚元の状態を確認しながらウッドとフェルトダートの坂路コースを併用して調教を進めています。速いところも取り入れながら乗り込んでいますが特に異常はありません。膝の状態も特に変わりなく、定期的に獣医にも診てもらってケアしています。馬体もペースが上がってきてからトモ辺りの筋肉にメリハリが付き体重も増え良化しています。今後は様子を見ながら速いところの距離を3ハロンまで延ばし、ペースもハロン14秒くらいまで上げたいと思います」と話しています。馬体重は477キロです。

1月18日 チャンピオンヒルズで調整しています。西園師は「牧場で馬体確認を行っていますが、膝の状態は特に変わりないので、引き続きケアをしてもらいながら速いところを取り入れて調教を進めています。担当の厩舎長にはあくまでも脚元を優先に稽古を行って欲しいとお願いしています。今後は慎重かつ様子を見ながら調整し入厩に備えたいと思います。骨折がなければもっと早めにトレセンに入厩して態勢が整ったかと思いますが、遅れたぶん体が良くなってきました。新馬戦は間に合いそうにありませんが、フルールの初仔として活躍できるように頑張りたいと思います」と話しています。馬体重は477キロです。

1月25日 チャンピオンヒルズで調整しています。厩舎長は「引き続きフェルトダートとチップの坂路コースを併用しながら調教を進めています。フェルトダートではハロン20~17秒で登坂し、チップでは終い2ハロンを15-14で駆け上がっています。脚元は特に変化はありませんが、薬を打って膝の関節液からくる浮腫みが悪くならないように治療しています。馬体は入場当初は毛艶が一息で良化の余地が十分ありましたが、現在は張りが出て良くなっています。今後もしっかりと馬体のケアを図りながら入厩に備えたいと思います」と話しています。馬体重は479キロです。

2月1日 チャンピオンヒルズで調整しています。厩舎長は「先週と変わりなくチップとダートの坂路コース中心に調教を行っています。ペースもハロン20秒~終い14秒までピッチを上げて登坂しています。脚元もケアを行っていますので大きな変化もなく安定しています。今後は脚元の状態を見ながら速いところの距離を徐々に延ばしていきたいと考えています。その後調教師と相談して異常がなければ追い切りをかけて態勢を整えていければと思います。今のところ問題なくきていますので、このまま無事にトレセンへ移動させたいと思います」と話しています。馬体重は479キロです。

2月8日 チャンピオンヒルズで調整しています。厩舎長は「引き続き脚元のケアを図りながら坂路中心に調教を進めています。メニューは変わらずウッドでハロン20秒~終い14秒で登坂しており、ダートではハロン20~17秒で進めています。脚元は現状維持となっていますが、先週調教師が馬体確認に来られ、まずは脚元をしっかりと見て乗り込んでいって欲しいと言われていました。今のところ問題なくここまで進めることができましたので、あとは入厩の目途を立てていきたいと思います。馬体も体重が増加傾向にありますので成長しているようです」と話しています。馬体重は488キロです。

2月15日 チャンピオンヒルズで調整しています。厩舎長は「角馬場でウォーミングアップを図ったあと坂路中心に調教を行っています。坂路での稽古についてはダートコースを7割、ウッドコースを3割で行っています。ペースはハロン17秒~終いは14秒まで伸ばして登坂していますが動きはスムーズです。脚元も引き続き関節の良化を図る注射を打って安定させています。馬体は少しずつですが体重が増えています。飼い葉食いもいいので体調面の心配はありません。最終的な調整はトレセンで行うようになると思いますので、基礎体力をしっかりと付けて送り出したいと考えています」と話しています。馬体重は490キロです。

2月22日 チャンピオンヒルズで調整しています。厩舎長は「引き続きダートとウッドの坂路を併用しながら調教を進めています。ペースは先週と変わりなくハロン17~14秒で登坂しています。脚元も変わりありませんのでケアをしながら乗り込んでいきたいと思います。気性面は今のところペースが上がっても特にうるさいようなところは見られません。体調面も飼い葉食いを含め問題ありません。調教師から連絡があり、今のところ問題なくきているので来週トレセンに入れたいとのことですので、それまで脚元を含め体調管理に気を付けて入厩に備えたいと思います」と話しています。馬体重は490キロです。

3月1日 明日トレセンに入厩する予定です。西園師は「チャンピオンヒルズに入場してから馬体確認を行なってきましたが、骨折した膝は速いところを行っても問題ありません。もうしばらく牧場で様子を見ようかと思いましたが、今後はトレセンに入れて獣医に診てもらいながら態勢を整えることにしました。馬体も入場当初は460キロ台でしたが、現在は490キロまで増えて成長しています。母のフルールも2歳の秋には490キロ台でのデビューでしたので、この仔も順調にいっていればもっと早く大きくなっていたと思います。今後は脚元の状態をよく見極めながら稽古を行い、出走態勢を整えていきたいと考えています」と話しています。

2022年 栗東トレセン入厩後

3月8日 4月2回阪神競馬以降。先週トレセンに入厩しました。西園師は「入厩後に馬体確認を行いましたが特に異常ありませんでした。また週末に獣医に膝と両前肢の球節をチェックしてもらいましたが問題ないようです。先週からウッドコートと坂路コースを1本ずつ乗り込んでいますが、まだ速いところを行っていないこともあり前進気勢はありません。ゲート練習は先週から入りと中立スタートと行いましたが、大人しくこなしてくれましたので明日試験を受けたいと思います。体は本日の時点で480キロありますが、まだ緩く競馬では460キロ台かと思います。気性面は母と比べ扱いやすいです。無事試験に受かれば追い切りをかけて態勢を整えていきたいと思います」と話しています。

3月9日 本日、ゲート試験に合格しました

3月15日 4月9日以降の福島競馬。トレセンで調整しています。西園師は「先週、無事ゲート試験に合格しました。試験はいい感じでクリアすることが出来ました。まだ体に余裕があるようですが、やっていくうちに徐々に気配が良くなってきました。今のところ脚元も落ち着いていますので、このまま様子を見ながら態勢を整えていきたいと思います。また先週末には坂路で併せて馬なりに追い切りをかけました。時計は4F53.5-38.4-25.0-12.5となりましたが、余裕のある手応えで初めてとしては上々の動きでした。やはりフルールシチーのいいところを引き継いでいるようです。思ったより順調でどんどん具合が良くなってきましたので、福島の1週目の芝1200m戦に登録したいと考えています。乗り役については上位から当たっていきたいと思います」と話しています。

3月22日 4月2日以降の阪神競馬。
トレセンで調整しています。西園師は「先週は格上の3勝馬で実績のある相手と併せましたが互角に動いていました。2回目の追い切りだったのでそこまで行う予定ではありませんでしたが食らい付いていきました。なかなかそこまで動くことはないので相当な器だと思います。今週も坂路で一杯に追えば4F51秒を切ってくると思います。獣医にも脚元を診てもらっていますが今のところ異常はないとのことです。しかし脚元にあまり負荷がかかってもいけないので今週はセーブして稽古を行いたいと思います。馬体は現在470キロ台ですが、競馬ではやはり460キロ台ぐらいかと思います。また出走については当初福島の1週目の芝のレースを予定していましたが、開催が中止になったことと1週目の馬場はパンパンで故障の原因になることも考えられることから、初戦はダート戦に使いたいと思います。相手次第ではいきなりで結果を出すかもしれません。結果を出せればじっくりと脚元の状態を見ながら今後を検討したいと思います」と話しています。