一口馬主電気羊は東京優駿の夢を見る

弾丸海外旅行について書くつもりでしたが、COVID19の影響でいつ行けるかわからず。そんな環境下で一口馬主にのめりこみ、血統研究もあわせておもったことを綴るブログです。友駿歴は2012年から9年、ノルマンディー2年、広尾YGG1年組、DMM・広尾・ウインにも入りました。でも一番応援しているのは岡田牧雄さんのノルマンディー。

2020年度出資馬振り返り(プラチナベールの2018・メリス)

ノルマンディー入会後、2頭目の出資を決めたメリスです。
悩んだのは父ロージズインメイ。それまでは芝血統優先で、あわよくばクラシック、なんて夢をみていた一口馬主生活だったので。
ま、貧乏一口馬主には高望みしすぎなんですが、それでもね。

出資理由

育成過程でのトモの発達具合、それが一番の理由でした。牝馬なのに、このトモ(フトモモのことです)の成長は素晴らしかった。
名前のメリスにもなんとなく惹かれまして。

あと、母父アグネスタキオンは友駿での出資馬フルールシチーと同じ。

出資後にいろいろ調べてみたら、母のプラチナベールはノーザンファーム生産馬なんですね。

アグネスタキオンに、母オーベルゲイトの父はグレイソヴリン系のカルドゥン。欧州牝系です。キャロットクラブ所有で、現役時は未勝利。掲示板にも載れませんでした。

ただ、そのプラチナベール。母としての成績はまずまずで、3歳上の姉ウェディングベール(父タートルボウル)が2勝。
岡田スタッド育成です。

その上の兄弟は、ノーザンファーム、レイクヴィラファームで生産されてましたが、よいところなし。

岡田スタッドに代わってから産駒が活躍している印象です。
ちなみに弟の2019年産ペルグランデ(父ラブリーデイ)はビッグレッドファームが落札してますね。1歳時の北海道サマーセールで、落札価格396万円。

だいぶ低い落札価格ですが、ラブリーデイ産駒で、超遅生まれ(6月4日)を考えると妥当かな。

岡田スタッド育成、そして吉村厩舎

姉のウェディングベールから岡田スタッド所属で、この馬はノルマンディーではなく岡田牧雄さんが馬主。
クラブでは売れないと思ったのでしょうか。粕谷厩舎でも2勝してます。

メリスは吉村圭司厩舎。

良いじゃないですか、吉村厩舎。吉村厩舎は開業11年目の比較的若手ですが、クイーンズリングエリザベス女王杯を制覇。ほかにもエアアンセムやダッシングブレイズといった活躍馬がいます。栗東では成績も上位です。

5月27日生まれで、遅生まれなので無事デビューして勝ち上がれるか、が課題ですが、ロージズインメイ産駒なので芝でもダートでも、特に道悪での活躍が期待できるし、ローカルも向いてそう。春競馬向きです。

血統構成

ダビスタ的にいうと「地味な血統」です。

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プラチナベールの2018(メリス)の血統構成

ロージズインメイの活躍馬、だいぶ歴史は長いですが、ここ10年だとコスモカナディアン(母父ウィズアプルーヴァル)、マイネルバイカ(母父フォーティナイナー)。

サンデー系の牝馬との相性でいうと、冬場のダートで穴を明けまくったサンマルデューク(母父サンデーサイレンス)、最近では障害で活躍しているハルキストン(母父ゴールドアリュール)、母父はシンボリクリスエスですが、母母父がサンデーサイレンスのゲッカコウがいます。

牝馬なのでなんとも言えませんが、高齢まで活躍する馬が多く、タフな血統。芝ダート両方よし。特に道悪で走る。
そんな印象です。

大化けする期待値はほとんどありませんが、1勝できれば2勝、コンスタントに馬場問わず掲示板に載ってくれれば馬券的にも楽しめそう。

そんな馬ですね。がんばれ、メリスちゃん!