ケータイに関する決済の動き
NTTドコモが三井住友クレジットに出資して携帯電話による小額クレジットサービスを開始している。昨日発表があったJCBとKDDIの提携もこの流れではないかと。乗り遅れているのがボーダフォンだが、いろいろと期待はされている模様。
ただボーダフォンがそもそも決済という点ではかなり出遅れており、おさいふケータイも一番の後発であり、モバイルSUICAには未だに非対応である。
CNETの記事では、今後のボーダフォンに関する期待が寄せられている模様で、おそらく社内でもこういった議論が日夜繰り返されるのだろう。
CNET記事へのリンク
私なりにケータイ決済、ケータイ銀行のサービスとそのメリットを考えてみる。
All About 携帯銀行記事へのリンク
- ケータイによるクレジットカードの代替
すなわちケータイのICと暗証番号による代金引落である。お財布内のカードが一枚不要になる。
- ケータイによるデビット決済
ケータイによる電子マネー利用(EDY、SUICA)はかなり普及した感があり、またDCMXやiDといったドコモのサービスおよびKDDIのJCBのサービスQuickPayへの対応によりケータイクレジットも対応。残るはデビットである。これはクレジットよりも加盟店が支払う手数料が安く、大手の家電量販店や病院での治療費の支払いあたりから普及しそうな感じ。(ただし銀行口座が別途必要となる)
DCMX紹介ページ
- ケータイによるバーチャル口座のリアル口座の連動
これはYahoo!ウォレットのようなバーチャル決済口座をリアルの銀行口座にリンクさせてしまうイメージである。ウォレットでの支払い明細、ケータイでのリアル支払い(電子マネー、デビット)明細、銀行での入出金が一つの画面あるいはサイト上で見れるしくみ。ここまで行くには少しハードルが高いかもしれないが、KDDIのモバイル銀行では携帯電話番号を使った振込サービスなどを考案中とのこと。
ATMが不要になる、というのが一番のメリットなのだが、現金の出し入れをする口が未だATMしかないため、このあたりが解消されれば銀行取引が完全にネットだけで完結する。(それは無理かぁ)